雨漏りの応急処置の仕方はコレ!自分で破損箇所を見つけて修理する7つの方法
〜雨漏りの応急処置の仕方はコレ!自分で破損箇所を見つけて修理する7つの方法〜
こんにちは!
雨漏り専門、屋根修理でのバランスです!こちらの記事は、台風や豪雨で被害にあった方のため、少しでもお役に立ちたいと思い、応急処置の仕方を書いております。
ただ、高い場所での作業(屋根にのぼって修理する等)は、大変危険です。専門的な知識がない方は無理せず、今は応急処置にとどめて、屋根修理・雨漏りの修理業者にご相談ください。
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さて、こちらの記事をご覧いただいているということは、もしかしたら家のどこかが、既に雨漏りしてしまっているのかと思います。
そんな方のために応急でできる修理のやり方をお伝えしていこうと思います。
応急処置その1
落ちてくる雨漏りを受ける(屋内)
雨水はそのままにしておくと、カビが発生したり大変不衛生です。ですので、雨水が垂れてきている(伝ってきている)場所にビニールシート(レジャーシート)、なければ新聞紙を敷き、雨が落ちる箇所に雑巾やタオルなどを出来る限り置きましょう。
さらにその上にバケツやボールを設置して、落ちてくる場所(フローリングや畳、床など)のカビやシミを防ぎましょう。これは、カビやシミの二次災害を防ぐためですので、バケツやボールがない場合は、ゴミ箱や収納ケース、プラスチック性の大きな受け皿であれば、なんでもよいです。
また、雨水の受け皿となっている容器が水だらけになってくると、水しぶきが容器の外に飛び出しますので、周囲にタオルか雑巾を置いておくのがベストです。
応急処置その2
窓付近(サッシなど)の雨漏りを吸い取る(屋内)
窓付近で雨漏りしている場合、先にカーテンを完全に取り外してしまうのが良いです。それが構造上、難しい場合は、カーテンが濡れないように紐でくくりあげて、上の方で止めてください。(紐はビニール紐が良いと思います。)
そして、窓の周りやサッシのあたりからの雨漏りに対しては、雑巾や布で水を吸い取ってください。またビニールシートやゴミ袋などを使って、床に雨漏りの水が流れないように気をつけてください。何度も言いますが、雨水は想像以上に不衛生だからです。
応急処置その3
天井から落ちてくる雨水を一点に集める(屋内)
雨漏りが壁を伝ってこないで天井から落ちてくる場合、1箇所から雨水が落ちてくれれば、バケツやボールで床が濡れるのを防ぐことが出来ますが、同じ天井の複数箇所から雨水が落ちてしまう場合もあります。
そのような場合天井に紐をつけた釘(くぎ)を指して、雨水をバケツやボールに誘導するという応急処置があります。付近の雨水は釘に集められて、かつ、雨水はバケツに集中させることができ、天井のシミの広がりを抑え、床がびちゃびちゃになってしまわないようにすることが出来ます。これも二次災害を抑えるための対策です。
また、天井部分から、さらに広範囲で雨水が落ちてきてしまう場合は、何箇所も釘をさせないので、天井にビニールシート(レジャーシート)や切って広げたビニール袋を吊るす方法があります。そのビニールシートやビニール袋に1箇所だけ、画鋲やキリなどで穴を開けて天井にぶら下げることで、落ちてくる雨水をバケツやボールの一点に集中させることができます。雨水の飛散を抑えるだけでも十分な応急処置になります。
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応急処置その4
瓦がズレている、屋根が雨漏りの原因と特定できている場合の応急処置
瓦屋根が台風や経年劣化によってズレたり、壊れた場合、雨漏りが起こることは十分あります。
大抵、瓦の下にはルーフィング、ルーフィングの下には下地木材(野地板)があるのですが、それらに何らかの理由で穴が空いていたり、隙間があった場合、家屋に雨水の侵入を許してしまうことがあります。
※ちなみにルーフィングというのは、屋根の構造上必須のもので、下地木材(野地板)の上に直接張りつけておく防水シートのことです。
さて、瓦屋根周辺の応急処置としては、大きめのブルーシートや砂利を詰めた土嚢袋を購入して、被せておくことは有効です。
雨漏りがどこから家屋に侵入しているのか、これを診断するには、プロフェッショナルでも時間がかかることです。ましてや素人では、雨水の侵入箇所の特定は相当難しいでしょう。
そこで、応急処置としてコーナンなどのホームセンターで、大きめのブルーシートを購入し、屋根の広範囲に被せます。
(屋根の上は非常に危険です。雨が降っている日や高いところが苦手な方、高所作業に慣れていない方は、応急処置も専門家にしてもらうことをおすすめします。)
そして、おもり用として、土嚢袋に砂利などを詰めたものを起きます。土嚢袋に入れる砂利は、大きめの砂利が良いです。小さいと、雨で流れていってしまう可能性があります。
また、ブルーシートは、固いひもやロープだけで止めようとすると家屋に傷をつける可能性がありますので、必ず重り(土嚢袋じゃなくてもOK)で対応するようにしましょう。
応急処置その5
雨漏りの原因が、ひび割れだと特定できる場合の応急処置
ひび割れ(クラック)が、外壁に見つかった場合、その隙間に防水コーキング剤を注入して埋めることは非常に有効です。
まずはホームセンターで、防水コーキング剤、コーキングガン、マスキングテープ、プライマーの4点を購入します。
次に、ひび割れ箇所を雑巾などできれいに掃除してください。(埃が詰まっていると接着が悪くなります。)
そして、マスキングテープで周囲にはみ出たコーキング剤が付かないようにしておきます。その次にコーキング剤の接着力を高められるよう、プライマーを塗っていきましょう。しっかり乾いたら、原因となる箇所に向けて、コーキングガンで防水コーキング剤を注入していきます。
コーキング剤を注入出来たら、完全に乾く前にマスキングテープを剥がしてしまいます。あとはコーキング剤が乾くまで待てば完了です。
応急処置その6
雨漏り箇所が小さいと判断できる場合の応急処置
雨の侵入口がわかり、その箇所がそんなに大きくなく、且つ「トタン屋根」「陸屋根」の場合は、防水テープでの応急処置が有効です。
(防水テープも、コーキング剤などと同様にホームセンターで購入することができます。)
まず、
防水テープで応急処置する時は、雨水の侵入箇所を雑巾などで埃や砂などをきれいに拭き取ってください。汚れがあると、防水テープの粘着力を低下させて剥がれやすくさせてしまうからです。
次に
雨水が流れる向きに向かって、防水テープを空気が入らないようにきっちり貼ります。ただし、むやみやたらに広範囲に貼ると、雨水が進む方向を変えてしまい、別の箇所を雨漏りさせてしまう可能性があるので、十分に気をつけましょう。
応急処置その7
屋根裏で、雨漏りの応急処置ができそうな場合
屋根裏に行くことが出来るお家であれば、雨漏りしているのであれば、一度見ていただくことをおすすめします。
雨漏りをしている箇所が、どこなのか、どれぐらいの大きさなのか、これがわかれば、もし専門業者に依頼ということになってもお話しやすいと思います。また、可能であればですが、チェックした後、雨漏りの箇所に新聞紙を敷いたり、バケツやボールを置いたり、ブルーシートなどを敷くことで雨漏りが広がらないようにすることが出来ます。
天井に登るのは大変危険なので、できれば避けていただきたいので、どうしても自分でやりたい方は、天井裏から「やれること」を見つけ出すのも良いかもしれません。
漏水や結露の場合の応急処置
「この雨漏り、本当に雨漏りかな?」と疑ってみるのも良いです。なぜなら屋内に入ってくる水が、全て「雨漏りの水」と決まったわけではないからです。
たとえば、雨漏り以外にも、2階にトイレや手洗い場がある場合、「漏水」の可能性があります。経年劣化によって、水道管にヒビが入っている場合は、もちろん雨漏りではありません。天井にシミができているのであれば、確実に水が漏れてきているので、すぐさま業者に相談し修理しないといけません。漏水も雨漏り同様、人間への健康被害が起こる可能性があります。
また、エアコン周りにも注意すべきです。エアコンには排水管がありますので、そこから漏水する可能性は考えられます。毎シーズン、点検を怠らないようにしましょう。
さて、漏水もそうですが「結露」にも十分な注意が必要です。結露というのは、外気と屋内の温度差がある場合、空気中の水蒸気が水滴になり、発生するものです。ただの水滴とあなどってはいけません。漏水と同様、放っておくとカビを発生させてしまう原因となり、家と人に良くない結果につながるからです。
一見、それは雨漏りのように見えても、外側に原因がない場合、結露の可能性は大いにあり得ます。
そんな結露を防ぐために有効なのは、こまめに換気をすることです。
また、冬場は室温を必要以上に高く設定しないことも重要です。天井裏に入れるのであれば、除湿剤を置いたり、二階建てであれば、中天井に除湿剤を置くのも有効でしょう。
断熱という言葉を聞いたことはあると思いますが、断熱性の高い窓にしたりすることで、外気と屋内の空気が触れ合うきっかけをなくしてしまうのも手です。
応急処置としては、結露が起こりやすい場所に結露防止スプレーというものを吹きかけるということです。結露防止スプレーというのは、塗布した箇所に薄膜を作り、結露などの水分を弾いたり、吸収する効果を発揮してくれる優れものです。窓ガラス等に吹きかけることで、結露を減らしてくれます。
先程もお伝えしましたが、結露は温度差によって生まれます。そのため、夏場も冬場はもちろんのこと、一年通して出現するものです。結露防止スプレーには、防カビ効果のあるものや、断熱効果のあるものもありますので、ぜひ調べてみてください。
雨漏り、漏水、結露と家に水気が溜まってしまう現象は、早急になんとかしないといけません。再三お伝えしていることではありますが、それらは人への悪影響が大きくあるからです。
雨漏りが及ぼす健康被害について
雨漏りは放置すると、二次被害が発生してしまいます。一次被害は雨水によって住宅の寿命を縮めることですが、放置することで更に心配なことは、人間への健康被害(=二次被害)なのです。
ちなみに健康被害の多くは、大きく分けて3つあります。
①アレルギー
雨漏りを放置してしまうと、建物内に湿気が多くなりカビが発生します。
カビが発生、繁殖してしまうことで、カビをエサとするダニの発生、ダニの繁殖が予想されます。
ダニやダニの死骸は、アレルギーの原因として有名です。くしゃみや鼻水が伴うアレルギー性鼻炎や皮膚炎などの体の痒み、アトピー症状が引き起こされることもあります。
「花粉症かしら?」と市販の薬に頼ってしまっているその症状は実は、雨漏りからくる症状かもしれません。
小さいお子さんやご高齢の方にとっても、大変心配なことですので、雨漏りを発見、または疑いのある場合は速やかに業者に依頼することをおすすめするのは、このためです。
また、長期間におよぶ咳(喘息のような症状と含む)も、雨漏りによってカビを多く発生させてしまったことで、出てきてしまったアレルギー症状のひとつかもしれません。
新型コロナウィルスが流行っているこのご時世では、呼吸器に疾病があるのは、とても心配なことですので、早めの対処をしておきたいですね。
②アレルギー症状ではない体の痒み
雨漏りを放置してしまうことで、カビが発生、繁殖することで増えてしまうダニ。ダニに噛まれることによる、体の痒みも健康被害のひとつです。
慢性的に掻いてしまうことで、湿疹化してしまったり、痕が残って色素沈着の原因になってしまったりと、しつこい痒みと肌荒れに苦しんでしまう恐れがあります。
③雨漏りによるストレス
雨漏りによるストレスを積もらせてしまうことで、体調を崩してしまうことがあります。
「次、雨が降ったらまた雨漏りしてしまう。どうしよう。」
「修理はいくらかかるのだろう。」
「鼻や喉が痛い、痒い気がする。」
など
住まい手さんにとって、これらのストレスは大きなものになりかねません。
ストレスによる身体の不調は、動悸やめまい、吐き気や便秘や下痢、腹痛や頭痛、不眠、息苦しさなど、様々な症状を引き起こしてしまう原因となります。ストレスを抱えてしまう前に是非一度、専門業者にご相談ください。
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まとめと注意点
いかがでしたでしょうか?様々な観点から応急処置の方法をお伝えさせていただきました。雨漏りは、雨水が溜まることで、建物内全体を不衛生にしてしまいます。そして、雨漏りは漏電の危険性を大幅に上げてしまい、命の危険になってしまうといっても過言ではありません。
今回お伝えした内容を見られた方が、無理に天井に上がり、落下してしまって怪我をなされては大変です。とにかく無理をしないことが大切です。雨漏りを見つけた際や、雨漏りの疑いがあるときは、健康被害や危険なことを引き起こしてしまう前に迷わず、雨漏りの専門業者に点検・修理を頼んでみるのは一つの手です。
それに雨漏りを放っておくと、
雨漏り箇所が広がり、簡単な処置でカバーしきれなくなってしまうかもしれません。そうなると費用面で高くなってしまうようなことになりますので、早めにご相談ください。
見積もりが無料な良心的な業者もありますので、気軽に問い合わせてみましょう!
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最後に台風などの自然災害が原因の雨漏りであれば、もしかしたら火災保険を適用できるかもしれません。しかも住宅瑕疵担保責任で、自己負担を減らし、費用をほとんどかけずに雨漏りの修理ができる場合もあります。
雨漏りの専門業者にもよりますが、応急処置だけしてもらうのも費用をあまりかけない良い方法です。
とはいえ、本格的な雨漏りの工事となると費用が大きくなる場合が多いです。まずは悩まずに相談するのが良いかもしれませんね。
★あなたの家の雨漏りが、火災保険で修理できる?の記事へ
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